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竹刀のサイズ・規格の選び方|年齢・学年・段位別の早見表で正しい一本を
「子どもに竹刀を買いたいけれど、何号を選べばいいの?」「中学に上がったらサイズを変えるべき?」——竹刀選びで最初につまずくのが サイズ(号数)と規格 です。じつは竹刀のサイズは段位ではなく、年齢・学年(出場区分)で決まるのが基本。試合に出るなら、全日本剣道連盟が定める長さ・重さ・太さの規格に収まっている必要があります。
この記事では、創業1988年の剣道具専門店・香武堂が、年齢・学年別のサイズ早見表を中心に、重さや太さの選び方、男女差、よくある勘違い(段位とサイズの関係)まで、はじめての方にもわかるように整理しました。
竹刀のサイズは「長さ・重さ・太さ」の3つで決まる
竹刀の「サイズ」と一口に言っても、実際には次の3つの要素で構成されています。試合用の竹刀は、この3つすべてが全日本剣道連盟(全剣連)の規格に収まっている必要があります。
- 長さ(号数)……一般用の「39(さんきゅう)」が約120cm。号数が大きいほど長くなります。
- 重さ……柄(つか)に鍔(つば)を付けた状態での最低重量が区分ごとに決まっています。
- 太さ(先革の直径)……竹刀の先端に付ける「先革(さきがわ)」の直径に下限があります。細すぎる竹刀は使えません。
つまり「39を選べばOK」ではなく、長さ・重さ・太さがセットで規格内かどうかを見る必要がある、ということです。各部の名称は次の図で確認してください。

【早見表】年齢・学年別の竹刀サイズ規格
まずは結論から。年齢・学年ごとの目安サイズと、試合で使う場合の規格(長さ・最低重量・先革の最小直径)をまとめました。太字の数値が、その区分で試合に出るときの全剣連規格です。
小学生(規格対象外・体格に合わせた目安)
小学生の竹刀は全剣連の規格対象外で、身長・体格に合わせて選ぶのが基本です。長さよりも「軽くて振り切れること」を優先しましょう。下表は一般的な目安です。
| 目安 | 号数 | 長さの目安 |
|---|---|---|
| 未就学〜小1 | 28号 | 約100cm前後 |
| 小1〜小2 | 30号 | 約105cm前後 |
| 小2〜小3 | 32号 | 約110cm前後 |
| 小3〜小4 | 34号 | 約112cm前後 |
| 小5〜小6 | 36号 | 約114cm前後 |
中学生・高校生・一般(全剣連規格)
中学生以上は、試合で使える竹刀の規格が男女別に定められています。数値は「これ以下/以上」という上限・下限で、たとえば一般男子なら「長さ120cm以下・重さ510g以上・先革直径26mm以上」が条件です。
| 区分 | 号数 | 長さ(上限) | 重さ(下限・男子) | 重さ(下限・女子) | 先革直径(下限) |
|---|---|---|---|---|---|
| 中学生 | 37号 | 114cm以下 | 440g以上 | 400g以上 | 25mm以上 |
| 高校生 | 38号 | 117cm以下 | 480g以上 | 420g以上 | 26mm以上 |
| 大学・一般 | 39号 | 120cm以下 | 510g以上 | 440g以上 | 26mm以上(女子25mm以上) |

「段位が上がるとサイズも変わる」は本当?
よくある質問が「初段・二段と上がったら竹刀のサイズも変えるのですか?」というもの。結論からいうと、段位そのものでサイズは変わりません。
竹刀のサイズを決めるのは出場する区分(中学生/高校生/大学・一般)=年齢・学年です。たとえば一般の部であれば、初段でも七段でも同じ「39号・510g以上(男子)」の規格を使います。段位は「どれくらい長い竹刀を使えるか」ではなく、稽古の積み重ねと技量を示すものだからです。
「段位別」で迷ったときは、いま自分が出る試合の区分はどれかに置き換えて考えれば、上の早見表でそのまま判断できます。
規格内でどう選ぶ?重さ・太さ・バランスの考え方
規格は「下限」なので、同じ39号でも重さやバランスには幅があります。規格を満たしたうえで、自分に合う一本を選ぶポイントは次の3つです。
① 重さ:軽すぎ・重すぎに注意
軽い竹刀は速く振れますが、手の内が育ちにくく、当たりが軽くなりがち。重い竹刀は力はつきますが、振り切れないと手首を痛める原因にもなります。規格の下限ぴったり〜少し上を基準に、無理なく最後まで振り切れる重さを選びましょう。成長期のお子さまは「いま軽く感じるくらい」がちょうど良いことが多いです。
② 太さ(重心バランス):胴張型と直刀型
同じ重さでも、竹の削り方によって振り心地は大きく変わります。手元に重心を寄せた胴張(どうばり)型は軽快で扱いやすく、初心者や手の小さい方に好まれます。先まで均一な直刀(ちょくとう)型/古刀(ことう)型は、刀に近い感覚で打突の冴えを求める方に向きます。詳しくは 実戦型・胴張竹刀の特集 もご覧ください。
③ 柄(つか)の太さ:握ったときのフィット感
意外と見落としがちなのが柄の太さです。手に対して太すぎると握り込めず、細すぎると力が逃げます。可能であれば実際に握って、中指・薬指・小指が無理なく締まる太さを選んでください。

子どもの竹刀、いつサイズアップする?
成長期のお子さまは、進級のたびに号数を見直すのが基本です。目安は次のとおりです。
- 学年が上がったとき……特に小学校から中学(37号)、中学から高校(38号)、高校から大学・一般(39号)は規格が変わるので必須の見直しポイントです。
- 振ったときに「短い/重い/扱いにくい」と感じたとき……体格に合わなくなったサインです。
- 竹がささくれ・割れてきたとき……サイズに関わらず安全のため早めに交換を。竹刀の修理・竹交換で延命できる場合もあります。
なお竹刀は消耗品です。サイズの合った一本でも、こまめな手入れと点検で安全に・長く使えます。竹の種類による割れにくさ・コストの違いは 真竹・桂竹・カーボンの竹材比較 でまとめています。
よくある質問
Q. 身長から竹刀のサイズを選んでもいいですか?
A. 小学生は身長・体格を目安に選んで問題ありません。ただし中学生以上で試合に出る場合は、身長に関わらず区分ごとの号数(中37・高38・一般39)を使うのが原則です。
Q. 女子は男子より軽い竹刀でいいのですか?
A. はい。全剣連の規格でも、女子は男子より最低重量がやや軽く設定されています(例:一般男子510g以上/女子440g以上)。規格内でご自身が振り切れる重さを選んでください。
Q. 少し大きめを買って長く使うのはアリ?
A. おすすめしません。長すぎ・重すぎの竹刀は正しい振りが身につきにくく、けがの原因にもなります。とくに試合に出る場合は規格外になってしまいます。今の体格に合った一本を選びましょう。
Q. 試合に出ないなら規格は気にしなくていい?
A. 稽古だけなら厳密な規格適合は必須ではありませんが、規格は「安全で扱いやすい目安」でもあります。基本的には区分の号数に沿って選ぶのが安心です。
まとめ:迷ったら「区分の号数 → 振り切れる重さ」の順で
竹刀のサイズ選びは、
- 出る区分(年齢・学年)で号数を決める(中37・高38・一般39、小学生は体格で)
- その号数の規格内で、無理なく振り切れる重さ・握りやすい柄を選ぶ
この2ステップでほぼ決まります。段位は関係ありません。
香武堂では、用途や体格に合わせた竹刀をご用意しています。サイズや竹材で迷ったら、まずは 竹刀の選び方 完全ガイド で全体像を、商品は 竹刀の一覧 からご覧ください。選び方のご相談は お問い合わせ からお気軽にどうぞ。
